二十四節気である清明に入りました。「清」には、きれいに整理する、すがすがしいという意味があり、爽やかで素敵な期間なのです。しかし、世間はそれどころではなく、風邪などで体調を崩してしまった時の上手な栄養補給法を確認しませんか。心や身体を整える瞬間を持てるといいですね。
バランスの良い食事
風邪予防や体調管理の食事について分かることは、明確な栄養不足があった場合に風邪をひきやすくなるということです。これを食べれば治るという魔法の食品はないため、1日30 品目が目標と言われるように様々な食材からバランス良く食事することが大切です。健康な時は好きなものを中心にしがちですが、食生活が身体を作ると考えることは大事ですね。では、体調不良の場合の栄養補給法を考えてみましょう。
「症状別」栄養補給法
喉の痛みがある場合
刺激物(辛い物、熱いもの)やアルコールは喉の炎症を悪化させる原因にもなりますので避けます。痛みがある場合には、市販のゼリー飲料がおすすめです。固形物は一口分を控えめにして、水分が多く柔らかい野菜や油分の少ない魚や豆腐などで栄養補給することが望ましいでしょう。そういえば、昔、ハチミツキャンディで咳が落ち着いたことを思い出しました。蜂蜜に含まれるグルコン酸には殺菌作用があるそうです。さらに、強い殺菌力を持つ過酸化水素を作るグルコースオキシダーゼという成分も、喉の痛みや咳止めなどに効果的だそうです。
熱がある場合
脱水を避けるため、十分な水分補給が必要です。脱水とは水分と塩分からなる体液が不足した状態を指します。従って、塩分も必要でしょう。食欲がない時は食物から取れるはずの水分も取れませんので、経口補水液やスポーツドリンクをこまめにとりましょう。また、冷たい物はお腹を冷やすので一気に飲むことは控えます。
消化器官が不調の場合
消化器系が不調の時は、冷たいものや生もの、消化の悪いものは控えましょう。例えば、パンよりお粥やうどん、調理法は揚げるより煮るなどが良いでしょう。消化があまり良くないことで意外だった食品はみかんです。みかんの果肉を包んでいる薄皮に食物繊維が多いため、たくさん食べると消化に時間がかかります。消化器官の症状が落ち着いた時のビタミン補給にはいいですね。
では、また更新します。