紫外線に注意!次亜塩素酸水や次亜塩素酸ナトリウムの適切な管理方法

日本でも徐々に緩和策が発表され、街ゆく人が増えましたね。まだお互いに顔色をうかがうような場面も数多く見られますが、皆様はどんな毎日をお過ごしでしょうか。そういえば、自粛解除後に気になったことは紫外線が当たる場所に置かれた次亜塩素酸系除菌水の販売やサービスです。本日は次亜塩素酸水や次亜塩素酸ナトリウムの保管方法について書きます。

次亜塩素酸水はコロナウィルスに有効?

次亜塩素酸水はコロナウィルスに有効?

新型コロナウィルスで次亜塩素酸水を知った方も多いと存じます。厚生労働省の見解では、物の表面の消毒には次亜塩素酸ナトリウムが有効であると述べています。会社や自宅のドアノブや家具、手指が触れる場所を全て清潔に保つことで気持ちも明るくなりますよね。次亜塩素酸水がコロナウィルスや除菌に有効が期待されるためには、大きく分けて下記の2つがポイントです。

① 適切に管理されているもの

②適切な濃度(ppm)で使用

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適切な管理方法とは?

次亜塩素酸水や次亜塩素酸ナトリウムは常温で自然に分解が進みますが、日光特に紫外線や温度上昇で分解促進される(弱い)という性質があります。これらの適切な管理には遮光性と温度感、この2つがキーワードです。開封後の次亜塩素酸水は冷暗所、開封後は冷蔵庫に入れて早めに使いきりましょう。また使用する時に冷たすぎると殺菌活性が落ちるので常温に戻すことも必要です。

次に適切な濃度ですが、塩素系の製品は揮発することで有効塩素濃度の低下が進み短期間で効果が大きく低減してしまうというデメリットがあります。 ただし、安定型次亜塩素酸ナトリウム、これは揮発がないので有効塩素濃度の低下はなく長期間にわたり安定的に使用可能です。

昨日、次亜塩素酸水がニュースで取り上げられましたが、一般家庭で効果的に扱うためには知識が必要だと存じます。なぜなら次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは別物なのに名前も似ていますし、次亜塩素酸水は雑貨の分類なので、時間と費用をかけてエビデンスがある製品もあれば、それも無く儲かればいいというお店もあるだろうというのが個人的な見解です。また、私達は消費者として賢くなる選択ができます。包丁の使い方を間違えれば凶器になるように、アルコールも使用方法を誤れば火事になりますし、次亜塩素酸水や次亜塩素酸ナトリウムも然りです。

最近、次亜塩素酸水を目立たせるためでしょうか、紫外線が当たる窓際で販売されている物や店頭で手指除菌にと遮光性ではないボトルで置かれているものを見て残念に思いました。このような状況下で、お互いの為に伝える勇気も必要かもしれません。

引き続き、身の回りを清潔に保ちながら皆で気を引き締めて体調管理に努めましょう!

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